光回線

工事できないと言われたら?光回線が引けない場合にネットを使う方法

光回線の工事ができない場合

光回線を利用するためには、回線を自宅に引いてくる「回線工事」が必要です。工事が終われば、インターネットに接続できるようになります。

しかし、自宅の立地や設備によっては、光回線の工事できません。いきなり申込みキャンセルになる場合もあるので、注意が必要です。

そこで今回は、光回線が工事できないケースを、戸建て・マンション別にまとめてみました。代わりに自宅でWi-Fiを使う方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

【戸建て】光回線が工事できない理由

戸建てで回線工事ができない原因

戸建てで光回線の工事ができない場合、主に建物の構造・立地に問題があります。

今回は3つの項目にまとめてみました。クリックすると該当箇所へ移動します。

1、自宅が光回線の提供エリア範囲外

光回線のエリア範囲外

光回線には、利用できる「提供エリア」の範囲が決まっています。エリア外の地域に住んでいる場合、その光回線の工事を行うことはできません。

ちなみに1番提供エリアの広い光回線は、NTT東日本/西日本が提供するフレッツ光です。総務省の資料によると、2016年時点のエリアカバー率は、日本全国96.2%でした。

光回線の提供エリアについては、公式サイトで検索できるようになるので、まずは一度調べてみると良いでしょう。

※参照:総務省「接続料の算定に関する研究会(第11回)

2、河川や国道をまたぐ工事が必要

国道や河川を超える

光回線を自宅に引き入れる際に、河川や国道をまたいでしまう場合は、国の許可が必要になります。

この許可依頼は、回線事業者が国に対して行ってくれるので、自分ですることはありません。許可が下りないと、光回線の工事は実施できないので注意してください。

3、電柱までの距離が遠い・電柱がない

電柱が自宅近くにない

戸建ての回線工事とは、基本的に電柱から自宅へ、光ファイバー回線を引き込む内容になります。つまり、電柱が近くにない場合、光回線を自宅に導入することはできません。

また最近は、電柱の地中化によって、開通工事が難しい地域などもあります。

【マンション】光回線が工事できない理由

マンションで光回線の工事ができない原因

賃貸アパート・マンションに住んでいる方は、戸建てに住んでいる方よりも、回線工事ができないと言われる可能性があります。

提供エリアの範囲に加えて、今回は3つの項目にまとめてみました。クリックすると該当箇所へ移動します。

1、回線を繋げる装置のつなぎ口に空きがない

マンションのMDF室

マンションなどの集合住宅には、「MDF室」と呼ばれる部屋があります。この部屋には、建物に引き込んだ光ファイバーケーブルを分配する「集合装置」が設置されています。

この集合装置のポート(つなぎ口)に、ケーブルを差し込まないと、マンションで光回線を利用できません。

なので、つなぎ口がすべて埋まっている場合、高確率で工事ができないと判断されてしまいます。

2、すでにマンションに別の回線が導入済み

別の回線が導入済み

マンションによっては、入居者が利用できるネット回線を、限定している場合があるので注意が必要です。

たとえば、賃貸マンションで人気のあるレオパレスでは、「LEONET(レオネット)」と呼ばれる回線をすでに導入しています。

この場合、自分だけ別の光回線を利用するために、工事をするのは難しいでしょう。

3、配線が詰まっている・破損している

配線が壊れている

既存の配線が詰まっていたり、破損したりしている場合も、残念ながら回線工事ができないかもしれません。

配管の詰まりや破損は、実際に工事を行ってはじめて判明することが多く、その場で「続行できない」と判断されるケースがほとんどです。

特に、築20年〜30年以上の古いマンションだと、回線工事ができない可能性も高くなってしまうでしょう。

光回線を引けるかどうか、工事の許可が必要になる場合も

回線工事の許可が必要なケース

「絶対に回線工事できない」というわけではなく、工事の許可が下りれば、光回線を利用できるケースもあります。

回線工事の許可が必要なタイミングは、以下の通りです。

壁に穴を空けて回線工事をするとき

壁に穴をあける

光回線の工事では、壁に穴を空けることもあります。この場合、建物を傷つけてしまうので、賃貸物件に住んでいる方は、管理人(オーナー)や大家の許可が必要です。

ただし最近は、フックや留め金などを使い、建物に傷がつかないよう配慮した工事もできるようになりました。そのため、回線工事の許可が下りるケースも増えています。

ちなみに工事の許可が下りても、退去のタイミングで、元通りにするようと言われるかもしれません。別途費用を支払う可能性もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

また分譲マンションでは、自治会や理事会の許可が必要になります。

ケーブルが他人の所有地を通る場合

他人の私有地をケーブルが通る

ホームタイプで光回線を契約する場合、最寄りの電柱から光ファイバーケーブルを、自宅に引き込むことになります。

しかし電柱の位置によっては、他人の土地に、ケーブルを通す必要があるかもしれません。

この場合も、土地所有者の許可が下りない限り、光回線の工事はできないので注意してください。

光回線が工事できないと言われるタイミングは?

工事できないと言われるタイミング

光回線の工事ができないとわかるのは、申込時のエリア確認か、事前調査(現地調査)のタイミングです。

なかには、エリア確認や事前調査で問題がなかったにもかかわらず、工事当日に中止になる場合もあります。

これらの問題は、回線事業者側で解決できないケースがほとんどです。なので、そのまま申し込みはキャンセルされてしまうでしょう。

ちなみ、回線工事をする前の段階なので、キャンセル料などはかかりません。

タイミング回線工事ができない原因
申込時・提供エリアの範囲外
事前調査・最寄りの電柱との距離が遠い
・建物内の設備や機器設置に問題がある
・ケーブルの引き込みルートに問題がある
工事当日・建物に工事に必要な配管がない
・既存の配管に破損などの問題がある
・設備に空きがないことが判明した

4つの方法を紹介!工事できなくてもインターネットは使える!

自宅で光回線の工事ができない場合でも、インターネットを利用する方法があります。今回は、大きく分けて3つの方法をまとめました。

クリックすると、該当箇所へ移動します。

ほかの光回線で契約する

ドコモ光
出典:GMOとくとくBB「ドコモ光

独自の回線を利用している光回線や、電力会社が提供している「電力系光回線」は、一部の地域でしか使えません。

なので「光回線の提供エリア外」を理由に、回線工事ができなかった場合でも、他の光回線なら契約できるかもしれません。

ちなみにフレッツ光や、フレッツ光の回線を借りている「光コラボ」は、全国に対応しています。利用できるエリアも広いので、ぜひ一度チェックしてみると良いでしょう。

回線事業者提供エリア特徴
フレッツ光回線フレッツ光全国対応NTT東日本/西日本が運営
光コラボドコモ光
ソフトバンク光
BIGLOBE光など
全国対応フレッツ光の回線を借りて運営
独自回線NURO光北海道・関東・東海・関西・九州の一部のみ独自の回線を利用
auひかり東海・関西では使えない
電力系
光回線
eo光関西地方のみ電力会社が運営
コミュファ光東海地方のみ
メガエッグ中国地方のみ
ピカラ光四国地方のみ
BBIQ九州地方のみ

ホームルーターをレンタルする

ホームルーターのソフトバンクエアー
出典:Softbank Air

ホームルーターは、コンセントに差すだけで使える置き型のWi-Fiです。光回線の工事ができない地域・建物に住んでいても、利用することができます。

光回線と比較すると、通信速度の速さは劣るかもしれません。ただし、普通に動画をみたり、軽めのオンラインゲームをする程度なら、快適に楽しめるでしょう。

なかでもおすすめは、容量無制限で使えるSoftBankAirです。月額3,800円でスタートでき、高額キャッシュバックも受け取れますよ。

ポケットWi-Fiを利用する

カフェでWiMAXを使う

ポケットWi-Fiは、携帯型の小さなルーターです。場所を選ばず、家でも外でもWi-Fi接続ができるようになります。

さまざまな機種が用意されていますが、通信速度の速い「WiMAX」がおすすめです。一人で使う程度なら、光回線の代わりとしても、十分活躍してくれるでしょう。

また基本料金も安く、月額はおおよそ3,000円〜4,000円です。GMOとくとくBBからWiMAXを申し込むと、キャッシュバック特典や20日間のお試し期間も利用できますよ。

ケーブルテレビ回線(CATV)を使う

J:COM

ケーブルテレビ回線を利用した「CATV」は、山間部などでもネットに繋がりやすいのが特徴です。そのため、光回線の工事ができない場合でも使える可能性があります。

しかし基本的には、テレビとセットの契約になるので、月額料金は高めです。また、通信速度がそれほど速くないというデメリットもあります。

最近では、光回線が届かない山間部なども、ホームルーター・ポケットWi-Fiの対応エリアになりました。なので、まずはそちらを検討してみる方が良いでしょう。

光回線が工事できない場合の対処法まとめ

回線工事ができない場合まとめ

  • 戸建て・マンションで工事できない理由が異なる
  • 管理人や大家の許可がないと工事できない場合も
  • 他社の光回線なら契約できる可能性がある
  • それでもダメなら、工事不要のWi-Fiがおすすめ

光回線の工事は、戸建て・マンションの設備や立地によってできない場合があります。また、事前に許可が必要なケースもあるので注意が必要です。

しかし、光回線の工事ができなくても、他社回線なら使えるかもしれません。ホームルーター・ポケットWi-Fiなどの代替案もあるので、一度検討してみると良いでしょう。

「工事ができない=Wi-Fiが使えない」というわけではないので、ぜひここで紹介した内容を参考にしてみてくださいね。